ナンピン無しという選択

先日、Orion FXさんの待望の新作EA、Siriusが公開となりました。デビュー戦は、残念ながらストップロスに終わりましたが、昨日の2戦目は勝ちトレードとなりました。

 

ここで考えたいのが、ナンピン(利乗せ含む)無しの1ポジションでのトレード勝負という手法です。

ナンピンしない分、トレード前にリスクの把握がほぼ正確にできますし、低レバレッジでの運用もできるなどメリットはあるかと思います。

 

しかしながら、相当高い精度でのエントリーポジションの決定が必要になったり、何より収益性が落ち込みます。

他のEAでナンピンが多いのでー、とかいって散々邪見にしていましたが、1回程度のナンピンならありかなというのが、私のスタンスです。

 

 

ちょっと、トレードの比較をしてみますが、上がSiriusの取引。下がForex Diamondの取引です。(同一日の、ほぼ同じ時間帯です)

0507-sir

 

Siriusの取引::

エントリの精度は、(今回の取引では)Siriusに軍配が上がります。

もうこれ以上無いっていう、絶妙なポイントでエントリしています。

 

ポジション保持は、もう少し粘って欲しいところ。

 

 

0507-fxd

 

Forex Diamondの取引::

ForexDiamondは、エントリ精度はSiriusに譲りますが、”いける”と判断した場合

躊躇無くポジションの積み増しを行います。(ナンピンとは少し違いますね)

 

この積み増しにより、収益性がかなり高くなります。(その分リスクは増大します)

 

 

 

 

私も自動売買プログラムの作成をやってますので、特にわかることがありまして、1ポジションのEAで堅実なリターンを得るEAの作成って、本当に難しいです。

 

エントリーポイントの精度、トレンド状況の判断、イグジット手法に高い技術が必要など、ナンピンでなんとかリカバリするができませんので、本当に凄いと思います。が、しかし、収益性が落ちるのがやはりネックですね。

 

Siriusは、今後取引対象ペアの追加がアナウンスされていますので、取引対象ペアを追加することによる資金の回転率の向上が望めそうです。

それまでは、より良いおつきあいの方法を模索することにしましょう。

 

 

“ナンピン無しという選択” への7件の返信

  1. Ifxさん、はじめまして。いつも参考にさせていただいております。

    ひとつ質問なのですが、ORIONさんのEAって、IfxさんはBuild509で動かしてますか?
    私のところのRigelとAlnilamは、Build600以降になってクラッシュしまくりです。
    ORIONさんから送られてきた新しいDLLも効果がなく、
    公式の履歴と比べるとポジションを取ろうとしたときに高確率でクラッシュするようなので、
    この週末にORION用のMT4はBuild509にダウングレードしようと考えているのですが。

    情報をいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

    1. kumanamiさん

      初めまして。当Webサイトをご覧頂き、ありがとうございます。コメント頂けると、大変嬉しいタイプです。

      早速ですが、ご質問の件お答えいたします。
      当方の現在の運用環境では、コメントで頂いたような問題は発生していません。

      ::環境情報の詳細::
      現在私は、OrionFXさんのEAを、Build625のMT4で稼働させています。
      1つのVPSを、Alnilam、Rigel、Siriusの3EAのみに割り当て、且つそれぞれのEAを別々のMT4で稼働させています。(つまり、同一VPS内でOrionFXさんの複数EAが稼働しています。指標バスターももちろんインストールしています)

      上記の稼働環境ですが、kumanamiさんが経験された問題は、”現在の環境”では3、4、5月と発生していません。
      ですが、確かBuild600番台が不安定な時期に、Alnilamを稼働させていたMT4が、気づいたら何故か終了している、ということがあった気がします。(2月ぐらいだったと思います)

      私が経験した問題は、これまた気づいたら何故か発生しなくなっていますので、あまり参考にならないかも知れません。

      ただ、OrionFXさんのEAを稼働させていたVPSは、何度か環境の初期化を行っていますので、その影響で自然と問題が起きなくなったのかも知れません。
      (お名前.comさんの、Windows Server 2012 R2です。環境設定は、ユーザアカウント制御:管理者承認モードですべての管理者を実行する、を無効化している以外標準設定です。←これが影響しているとは思えませんが)

      あと話が少し脱線するのですが、海外EAもので、FFCal.ex4(指標回避に使用されます)というものを使用するEAを同一のVPS内で稼働させると、他のEAが稼働しているMT4を道連れにして落ちるということはちょくちょくありましたよ。

      以上となりますが、お役に立てれば幸いです。

  2. lfxさん、お返事ありがとうございます。

    なるほど。Build600台が悪いと決めつけるわけにもいかないようですね。
    クラッシュの状況をもう少し詳しく状況を説明すると、
    クラッシュすると”Now Trading!!”と出ていた場所に”Session is Crash!!”と表示され、EAをリスタートするよううながされます。
    ところが、EAを再度読み込むなりしてリスタートした瞬間にアカウントロックがかかってしまいます。
    新しいDLLを入れてからはロックはかからなくなりましたが、
    それまではロックがかかるたびにサポートに連絡して解除してもらわなければならない状態でした。
    けっこう同じ症状の人がいるみたいで、ORIONさんも新しいDLLを作ってくれたのですが、解決には至らずといった次第です。

    私は同じVPSのなかで多数のMT4を動かしているので、なにか合わない組み合わせがあるのかもしれませんね。
    とりあえず、久しぶりにORIONさんのサポートと連絡をとってみて、
    新しい対策ができていないようなら、Build509のMT4を最初からインストールしてそこに移動させてみます。
    今回はどうもありがとうございました。

    P.S.
    このサイトのとくに海外のEAの情報は貴重で重宝しております。
    今後ともよろしくお願いいたします。

    1. kumanamiさん

      なるほど、”Session is Crash!!”ですか。
      この事象は、私のところでは未発生です。アカウントロックまで絡んでくるとは、凄く厄介な問題ですね。

      やはり、EA間の相性問題なんでしょうか。これは良くあることですよね。それか、VPSのパワーが不足していて処理が追いついていないからとか、なんて少し考えてみたりしました。

      いずれにせよ、問題解決をお祈りするばかりです。
      (私も、ForexScalpinoで問題があったときに、Build509に戻したりいろいろやって大変でした。が、今ではいい経験です)

      今後ともよろしくお願いいたします。

  3. 横から失礼します。
    懐かしい話題を見たので参考になればと思いコメントさせて頂きます。

    私も”session is crash”に悩まされていた一人です。
    この事でサポートに連絡したのは2013.01.08でした。
    一年以上前から対策ができでいないようですね。

    サポートからの回答は”order send error”が連続すると”session is crash”になります。という事でした。
    実際ログを辿ると”order send error”を吐き出していました。
    当時私はFXPrimusとPepperstoneにて運用していましたが”session is crash”するのは決まってPepperstoneでした。
    私の見解ではブローカーの問題では?と思います。
    kumanamiさんも一度ログを確認してみては如何でしょうか?

    以上横から失礼しました。

    1. toshさん

      初めまして。

      経験にもとづいた、貴重なご意見、ありがとうございます。

      困っている方の助けになる情報は、とてもありがたく大歓迎でございます。

    2. toshさん、情報ありがとうございます。
      まさに私が使っているブローカーがPepperstone(Razor)でした。
      ただ、私も調べましたがとくにこれといったエラーログは出ていなかったですね。

      この問題のその後ですが、しばらくサポートから返事がなかったため、
      Build509にダウングレードしてみたもののやはりクラッシュしてダメ。
      最初はBuild600以降になるまで発生しない問題だったのですが……。

      その後、ORIONさんから新しいDLLがきたのですが、
      VPSが常時メモリを7割以上食っていたこともあり、ifxさんの「VPSのパワー不足かも」という話を思い出して、
      余裕のある別のVPSに新しいDLLを入れて使ったところ、クラッシュしなくなりました。

      というわけで、様々な要因が絡んでいたようで何がホントの原因だったのかははっきりとしませんが、
      とりあえず問題は解決したようですので、ご連絡させていただきます。
      どうもありがとうございました。

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