当方のEA運用方針として、ロット数って?という具合に、四苦八苦しながら検討してきましたが、一旦結論として以下のようにしようと思います。
以下で導かれる、破産確率が0〜0.5パーセントを目指します。破産確率の算出は有名なバルサラの破産確率を指します。
- P: 勝率
- R: ペイオフレシオ (平均利益 / 平均損失 (pipsとする))
- E: リスクをとる資産の割合
このうち、1と2はEAバックテストで導かれます。また、Myfxbook等を参照してもわかります。通常リアル運用の方が成績が悪いので、悪い方の値を採用します。
3が難解で、ネットを彷徨い本を読みふけってましたが、未だに良く解りません。
ただし3の要素に関しては、
- 純粋な口座残高
- 最大ポジション時の使用証拠金額
- 最大ポジション時のドローダウン(pips)
- バックテストからの最大ドローダウン
- リアル運用からの平均ポジション数 (かなり怪しくなる解釈ですが、、、)
などは、解ります。さて、”リスクをとる資産の割合”はなんとするのが良いでしょうか、、、と悪戦苦闘していた訳です。
ですが、破産確率の算出と割り切り、単純に考えると、ただのリスク割合ですよね。(例えば、100万円の口座に対し、ある特定のロット時の最悪なドローダウンが3万円とすると、3%となる(はずです)。
またリスク割合から、運用ロットの逆算(口座残高 x リスク率 / 1ユニット当たりの最大損金)もできますが、今回それは本題ではないので話を戻すと、つまり”どの位の割合まで失う覚悟があるか”、が3のリスクをとる資産の割合となります。(と、私はします。というかシンプルにそうですよね)
これでやっとこさ、破産確率算出の各値の定義ができした。が、肝心の破産確率の算出が、これがまた難解です。ので、暫くはどなたか作成のツールにて破産確率を行うこととします。この作業では、限界となる”リスクをとる資産の割合”を算出していきます。
こうして、算出された破産確率が0.5%に収まるように各EAの運用ロットを調整していこうと思います(定率戦略です)。つまり、リスクにさらすことができる資産の割合が逆算されることにより、各EAの運用ロットを確定させます。
ただし、
- 全てのEAの成績を合成して計算すると収集がつかなくなると思いますので、各EA・各通貨での破産確率<0.5%を満たすようにキャップする
- 証拠金に関してはレバレッジが十分効いているので、口座資産の評価を一定基準で差し引いて、破産確率の計算には算入しない
- 破産ポイントは、口座残高の66%を失ったポイントとする
以上のように、駆け出しの資金戦略とします。これで、勝率と期待値が加味され、なおかつ破産リスクが限りなく小さい、EAの効率的な運用を目論むわけです。
きっと、後から見直すと、いろいろ”あおい”んでしょうけどね。